大人のマウスピース矯正MOUTHPIECE

マウスピース矯正とは、その名の通りマウスピース（マウスピース型カスタムメイド矯正装置）を使って歯並びを治す方法です。装置が目立たない・外せるというメリットだけでなく、デジタル技術を駆使した確実性の高い治療が可能になるという、大きなメリットもあります。

こどものマウスピース矯正は
こちらでご紹介しています。

マウスピースによる
矯正治療とは？

マウスピース矯正は、3Ｄデジタル技術により理想的な歯並びになるよう、少しずつ違う形のマウスピース（マウスピース型カスタムメイド矯正装置）を使用しながら歯を動かしていきます。
矯正システムやお口の状態によって使用するマウスピースの枚数は違ってきますが、数十枚の場合もあれば、（症状が軽度の場合等）数枚で済む場合もあります。口腔内スキャナーによって得たお口の中の精密なデータをもとに、治療計画通りに歯を動かすよう、CAD/CAM技術を駆使してマウスピースは製作されます。

マウスピース矯正の4つの特徴FEATURE

オーダーメイドの
マウスピースをはめるだけ

1日20～22時間を目安にマウスピースを装着します。
定期的に新しい
マウスピースに交換

1～2週間毎に新しいマウスピースに交換します。その間は、洗浄を行い清潔に保ちます。
定期的に受診していただきます

1～2ヵ月毎に受診いただき、チェックを行い、新しいマウスピースをお渡しします。
食事・歯磨きは普段通り

水以外の飲食、歯磨き時はマウスピースを外していただきます。

※マウスピース矯正の種類によって、推奨されている時間は異なります。
※受診頻度・マウスピースの交換頻度は、お口の中の状態や年齢、矯正システム等によって異なります。

本当に歯が動く？
マウスピース矯正の仕組み

「マウスピースで本当に歯が動くのですか？」という質問を多く受けますが、マウスピースをはめるだけなので、本当に歯が動くのか疑問をお持ちの方は多いかもしれません。
しかし、マウスピース矯正もマルチブラケットを使用した従来の矯正治療も、歯を動かす原理自体に違いはなく、歯に圧力をかけて歯を支える骨の吸収を人工的に引き起こし、歯を動かしていきます。

デジタル技術とロボット技術を応用
マウスピースの設計・製作

マウスピースは、口腔内スキャナーや歯科用ＣＴによる検査データと専用ソフトを使用して設計されます。従来はシリコン印象材を使用してアナログの型取りが行われていましたが、近年は口腔内スキャナーによって精密性の高い歯型データを取得できるようになり、細かな凹凸まで再現した精度の高いマウスピースが製作可能となっています。

1
口腔内スキャナーでデータを取得
2
専用ソフトでマウスピースを設計
3
データからマウスピースを製作

矯正システムによる違いは？

歯型データの採取、マウスピースを設計する頻度は矯正システムによって違いがあり、インビザラインシステム・iGOシステムでは、治療開始前に取得した歯型データで、治療完了までのマウスピースをすべて設計・製作します。これに対し、クリアコレクトなどの矯正システムでは段階的にデータを取得し、その都度マウスピースを設計・製作します。
歯型データを段階的に取得することで、治療の正確性が向上したり、虫歯などのトラブルが生じた場合にも対応ができるというメリットがありますが、定期的に検査を行う必要があることから、受診回数が多くなるといったデメリットもあります。

マウスピース矯正の種類を詳しくみる

シミュレーションソフトで
治療後の歯並びを
事前に確認できます

歯型データと3Dシミュレーションソフトにより、矯正開始から完了までの歯の動きを3Dアニメーションで確認できます。ご自身の歯並びがどのようになるのか、治療期間はどのくらいかかるのか、事前に把握いただけます。

デジタル技術を駆使した矯正治療において、歯がどのように動き、どのような歯並びになるのか、予めシミュレーションされているという点は大きなメリットと言えます。予め治療過程が設計されているため、安心して治療を受けていただけると思います。

他の矯正装置との違いは？
マウスピース矯正の治療効果

マウスピース矯正は、ブラケット矯正に比べて効果が出にくいのではないか…と心配される方は少なくありませんが、マウスピース矯正とブラケット矯正の治療効果に大きな違いがあるとは言えません。お口の中の状態によって適した治療法は違いますし、マウスピース矯正システムは複数あるため、ご自身に合ったシステムを選択することも求められてくるでしょう。また、マウスピース矯正の場合は、装着時間が治療効果を左右するので、装着時間の管理を徹底して行うことが必要となります。

当院は、患者様に適した矯正治療をご提案することはもちろん、矯正装置のメリット・デメリットを詳しくご説明します。治療法や装置、ご自身のお口の中の状態をきちんと把握し、理解したうえで治療選択を行うことが納得の矯正治療につながると考えているからです。